GP5th ベスト64 4Cオールデリート
DMGP5th ベスト64になった4Cデリートです!
— うみあ (@umia8241) 2017年10月14日
環境外からの刺客として、カウンターと安定性極振りにした構築です。運に助けられまくったとはいえ強かったです!お疲れ様でした!!! pic.twitter.com/xeNqP5xVYy
https://twitter.com/umia8241/status/919111626476855296
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握るまで
GP5th10日前。
この段階になっても使うデッキを決め兼ねていた中、パーツ取りでボロボロ状態になっていたビマナデッキを試しに再生させてみることにした。オタロード本店開店記念CSでフルボッコにされて以来全く使っていなかったデッキでトラウマだったのだが、この際もう一度使ってみようと思った。
最初はその時と同じ5Cジョリーを組むつもりだった。しかし、どうしてもあの時の記憶がよみがえる。2コスブーストがない不安定感、トップで謎帥を引いた時の弱さ……そこで辿り着いたのは自然と「オールデリート」というデッキだった。
GPという長丁場において、受けの強さと決定力の高さはそれだけで強力な武器となるのは言うまでもない。だからこそループやロックは強く、GPで結果を残し続けてきた。そういう意味では、オールデリートというデッキは「テック団の波壊Go!」やロージアダンテという脅威にさえ目を瞑れば、受けの強さと決定力で非常に合理的な選択だと感じた。
幸い前者については環境において搭載しているデッキがクローシス剣くらいのもので、撃たれたとしてもカウンターしやすいこと、また後者については最近下火であることからGPにおいても母数は少ないと読んでいた。
しかし、とはいえ握ることを決めるまでにはまた時間を要した。回した感想はかなり好感触であったが、特に愛用する5Cコンとどちらを選ぶかは当日まで悩み続けた。それは、受けを取るかパワーを取るかの選択だった。
結果的に受けを取ったわけだが、これは英断だったと今振り返って改めて思う。殴らなくていいデッキはやはり正義なのだ。
構築について
オールデリートを組もうと思ったまではよかったが、どのような構築にするかは皆目見当がつかない状況だった。Twitterで検索し、レシピを片っ端から調べ上げた。そこで特に目についてのは、第23回みついCSで優勝を果たした「めげあつ」(@kose_mege )選手の4Cデリートだった。(元の構築については以下を参照願いたい→
「これだ」と思った。これこそ、自分が追い求めていた「オールデリート」。
「マナをためて、耐えて、撃てば勝てる」デッキに相応しい構築だった。
特に目を引いたのは光魂Goの採用だった。環境最大手の展開力のバケモノ、モルネクに対してすら、全タップさえしてしまえば勝てるというのはデッキコンセプトとしてピッタリだった。
ここに個人的なメタゲーム予想による調整を行い、持ち込んだレシピが一番最初のものである。
このレシピはオリジナルよりも若干対コントロールに寄せてあり、ミラクルスターを3投、悠久も2投しているのが特徴だ。これは多数を占めると予想したクローシス剣と結局一定数いそうなハンデスを見た結果である。
しかし、結果的にそこまで対コントロールに寄せなくてもよかったと感じている。結果的に悠久は一度もその効果を発揮せず、ミラクルスターのマッドネス効果も一切使用されなかったのだ。
皮肉にも最後の、フィーチャーされたロマノフsign選手との対戦の際一番欲しいと思ったのは紛れもなく、対コントロールのために切ったデモンズライトだった。
◇
・アナリス4/魔狼4/獅子王4/シャワー4/デリート4/テック団4
確定枠。減らす理由なし。
デリートを3にする人を偶に見るが、封印落ちのリスクがあること、マナがたまったら即座に撃てるようにしたいことなどから個人的には4確定。ネクを3にするようなもの。
・オリジャ2
基本的には禁断相手の勝ち筋。しかし環境が高速化している現状では万能な全体除去としても有用。墓地ソ相手にこれを二回踏ませて勝った。
魔狼で出てきた永遠等を潰す際にも有用。環境次第では増やしてもいい。
・ホワグリ1
最強防御札。返せ。
・セイントリバース2
2枚目以降のホワグリとして。ホワグリほど万能ではないがマナから2枚も回収できるのは強み。テック団とオリジャを共に回収して次のターン殺したりサイゾウミストを回収したり
フェニックスライフとは環境を見つつ。
・光魂Go!3
全体タップ役。腐ってもワンドローからのシャワーやホワグリ、オリジャを打てるので強い。
このカードとの噛み合わせを考えるならセイントリバースはフェニックスライフやブルーホワイトホールにするのも候補。
・サイゾウミスト2
土壇場で活躍する。ただし基本的にはジャスキル+1打点しか止めれないので過信は禁物。
対コントロールを考えて悠久に枠を譲り2にしたが、やっぱり3の方がよさそう。
・悠久2
魔狼でコントロールするだけして、トップホールヴォルグ対ありだけは勘弁したくて2投。なおヴォルグは一度も投げられなかった模様。
ピン投しても封印盾マナに落ちやすく対策になりがたい上に、ミラクルスターとの相性は悪い。それくらいなら別のところに枠を削った方がよさそう。
・ミラクルスター3
結局ほしい。ブロッカーなのがいい働きをする。
フィニッシャーであるデリートまでもを回収できるのが恐ろしいところ。
ただ、2コス初動がアナリスとなっているため回収効率は下がっていることに注意。また、バイクなどに対してはミラクルスターで回収するだけして間に合わない場合も多い。
思ったよりハンデスが少ないので、単色ではあるがサイクリカがつよく欲しいと感じた。
・次元
クローシス剣を意識しつつ、ホワグリの都合でプリン2に。これでも結構騙せる。
特に、1ターン目にテック団を置いてやるとかなり効果的。
総括
GPというデュエマ随一の大型大会で結果を残せたこと、またフィーチャー席に呼ばれるなど、実り多い大会であった。
特に、超CSから2大会連続で公式大会で結果を残せているのは大きいと思っている。運の調子が特別よかったのが主因とはいえ、かなり満足している。
またツイートやこの記事を読んでデリートを握ろうとしている方々、大変嬉しいのだが、ぜひ「環境を読んで」大会に持ち込んでほしい。これが何を意味するか――わかる人にはわかるはずである。
最後に、素晴らしいデッキ原案を世に送り出し、勝利へ導いてくれためげあつ氏に勝手ながらこの場を借りて感謝申し上げるとともに、この記事の括りとさせていただきたい。
http//twitter.com/umia8241/status/91911162647685529